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【和医大医学部の推薦入試】自己推薦書「自己を語る」はこうやって書こう!【合格した京学館講師が徹底解説!】

こんにちは、現役和医大生で京学館講師の木村俊介です。この記事では、医学部受験における自己推薦書の書き方について詳しく説明していきます。自己推薦書は、大学に対して自分の人間性や経験をアピールする重要な書類です。私自身も、和医大推薦入試でこの自己推薦書の作成に多くの時間を費やしました。勉強や課外活動を通じて得た経験をどう表現するかが鍵となります。これから自己推薦書を書く方に向けて、私の経験を交えながら、役立つヒントをお伝えします。

この記事を書いた人

木村 俊介 / KIMURA Shunsuke

2024年度推薦入試で和医大医学部に現役合格。中学の勉強がなかなか習得できず得点に結びつかない時期があり悩むも、中3春のコロナ休校で自分を見つめ直して自分に合った勉強法を編み出し、成績が急上昇。個人に合った勉強法を編み出すのが得意で、課外活動にも積極的に取り組んでいた経験があり、部活生への指導も自信あり。

目次

自己推薦書とは?

そもそも「自己推薦」って?

自己推薦書とは、自分が志望する大学に入学するのにふさわしい事を大学に向けてアピールする為の書類です。大学入試における、多くの推薦入試(学校推薦型選抜や、旧AO入試にあたる総合型選抜など)で提出が求められます。自己推薦書は、大学側が受験生の人物像を知るために課すものです。そのため、学力試験での成績がよく、部活動などで輝かしい経歴を残せたとしても、なぜその大学に入るのに自分が適しているかを上手く伝えられなければ、合格が厳しくなってしまいます。

よく聞く志望理由書って何?自己推薦書とここが違う!

志望理由書は、当たり前のことですが、自分がその大学に進学したい理由を記述する書類です。大まかな違いとしては、志望理由書は志望大学に入ってからどんなことをしたいか、それができる環境としてどういった点が優れているから魅力的だと思ったのかが、内容の中心となります。一方、自己推薦書は観点が全く違います!自己推薦書は、今までに課外活動で経験したことでどんな事を学んだか、またどのような工夫をして困難な事を乗り越えたかがアピールポイントになります。簡潔にまとめてしまうならば、志望理由書は「未来のこと」、自己推薦書は「過去のこと」が書く内容のメインとなります。

志望理由書は大学に入ってなにをしたいかの「未来のこと」、自己推薦書は今までどんな活動をしたのかの「過去のこと」

和医大医学部で必要な自己推薦書ってどんなもの?

現役和医大生の講師が多数在籍する京学館ならではの、和医大特集です!

和医大医学部では、学校推薦型選抜、一般選抜(前期試験)に関わらず、「自己を語る」という名の自己推薦書を800字以内で書いて提出しなければいけません。ただ、学校で指導されるのは志望理由書についてが多いです。志望理由書と自己推薦書は似て非なるものであると先ほど書きましたが、履き違えてしまうと、大学が求めている学生像に当てはまらなくなり、合格が遠のいてしまうかもしれません…!!

大学のアドミッション・ポリシーの文言を必ず確認するようにしましょう!

和歌山県立医科大学 入学者受入方針(アドミッションポリシー)

自己推薦書と面接で聞かれる内容は繋がっている…⁉

和医大医学部の面接は「自己を語る」という出願時に大学へ提出する自己推薦書に書いた事を詳しく面接官に掘り下げられます。ですので、練度の高い自己推薦書を書く事が必須です。また、面接で深く質問されても答えられるような内容を書くべきだとも言えます。私の場合ですと、課外活動で頑張った事として生徒会活動で校内イルミネーションを実施したことについて、興味をもった面接官(当時の副学長先生)に予算配分や設置方法、配線のことなどを詳しく聞かれました。こういった質問にきちんと答えられたのは、課外活動に主体的に取り組んでいたことが実を結んだ結果だと思います。また、医学部は医師を養成するための機関ですので、受験する時点でどんな医師になりたいかを考えておくといいと思います!(どの診療科に進んでどういった治療を施したいのかなど)

自己推薦書はこうやって書こう! 

自己推薦書に盛り込むべき内容はこれだ!

自己推薦書を書くにあたり、まずしなければならない事は何よりもまず「自分を振り返る」ことです。これまでどんな課外活動をしてきたかをリストアップする事から始めましょう。例えば、部活動や体育祭の応援団での取り組みなどです。そしてここからが重要です。その活動でどんな苦労をしたのか、その苦労をどう乗り越えたのか、その活動全体を通してどんな事を学んだのか、学んだ事をこれからどう活かしていけるかを考えましょう!大学側は、輝かしい経歴の人物ではなく、困難を自分の力で乗り越えられる人物を求めています。これは面接で質問される内容にも大きく繋がるので、ストーリー立てて話せるようにしておくべきです。この記事を読んでくださっている方は、ぜひとも課外活動に参加した後に上記の事を書いておくと、受験で書類を書くときのネタとしてたいへん有効です!

大阪公立大医学部のテンプレを活用せよ!

自己推薦書は、大阪公立大学医学部の総合型選抜の自己推薦書を基にして書くとよい流れの文章が書きやすいと思います!大阪公立大学医学部の「智・仁・勇」という理念にそった書き方を自分の目指す大学の自己推薦書にアレンジしましょう。智は、志望している大学のカリキュラムで何を学べるか(特色のある教育内容について取り上げる)、仁は、どういう活動を通して医師としての人間性(患者さんへの思いやり精神)を高めていきたいか、勇は、時に結論を出しづらい問いに決着をつけることができるようなリーダー性をどう兼ね備えているかなどについて書いてみると書きやすいです。私もこれを基にして書いた自己推薦書を、和医大のアドミッション・ポリシーに合うように改変しました。

和医大に推薦で受かるにはこれをやろう!

質の高い自己推薦書を書き上げる!

先ほどから何度も書いているように、自己推薦書をよりよいものにすることは、面接を有利に進められて、合格可能性が上がることを意味します。和医大医学部の推薦に関してだと、12月には出願をしなければいけないことから、早めから書き始めることが大切です。ただ、書き上げることには多大な労力がかかります。受験生の貴重な時間を無駄にしない為にも、ぜひ早い時期に自己推薦書の正しい書き方指導を受けましょう。京学館では、何度も回数を重ねて自己推薦書を推敲、添削の指導を行っています。ぜひご活用ください。

面接練習でプレッシャーに慣れる!

面接で話す為に用意した内容がどんなに優れていて、完璧に覚えていたとしても、実際の人を前に話すとなると、思っている以上に緊張して話したい事が話せません。初めて面接練習をした時は、緊張に加えて、面接での話の組み立て方が全く分かっておらず、話そうと思っていたことからかなり逸れた内容を話してしまい、大変でした。ですが、適切な指導を受けてきちんと対策したことで、本番は余裕を持った状態で臨むことができました。つかみどころのない面接ですが、今回の記事でどう対策していけばよいか少しでも分かっていただけたら幸いです。和医大医学部の面接を経験し突破した講師が多数在籍する京学館で、面接練習をしてみてはいかがでしょうか?教室でお待ちしております。

おわりに

この記事を通じて、自己推薦書の重要性とその書き方について紹介しました。自己推薦書は、自分を大学にアピールするための重要なステップであり、面接とも深く関わっています。私自身、自己推薦書を書くことで自分の経験を見つめ直し、どのように成長してきたのかを振り返る機会となりました。これから受験を迎える皆さんも、自分の強みを最大限に引き出し、質の高い自己推薦書を作成して、合格への道を切り開いてください。自分に合った方法で準備を進め、ぜひ成功を掴み取りましょう。

京学館でのサポート内容

和医大の推薦入試における共通テストの点数における合否の人数のデータや、和医大医学部の推薦入試における県内外の高校からの合否の違いなどのデータを提供できます。これにより、推薦入試で合格するための目標が明確にわかるので合格するために効果的な対策を一早く始めることが出来ます。
また、京学館には和医大医学部の推薦入試を突破して合格している講師が在籍していることから、本番の面接の形式や雰囲気を他にはない詳しさでお伝えできます。他にも自己推薦書や志望理由書の添削指導も可能です。ぜひ、京学館であなたの合格を全力でサポートさせてください。教室でお待ちしております。

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