PTN塾から京学館に名称を変更しました

ノートが変われば成績が上がる!思考の整理術を伝授!

学習を進める上で大切なのはノートの取り方。

  • 見やすいレイアウトで情報を整理したい
  • きれいな字で書いて、ふり返りに活かしたい
  • 答案を見る相手のことを思いやった記述力をつけたい
  • 練習段階で時間効率も意識したい

これらの課題を解決するのが「方眼ノート」です。レイアウトどおりにノート書くことができれば、誰でも思考を整理することができるようになります。今回は京学館の学習メソッドの根幹である、方眼ノートの中身ご紹介します。

目次

方眼ノートとは?

方眼ノートは思考を整理するための「箱」

イメージは衣服を入れるタンスです。タンスの引き出しには目的別に衣服が整理して入れてあるはず。ノートの取り方を教わらず情報を書きなぐって放置してしまうのは、1つの引き出しに夏服と冬服をごちゃまぜにしていれることと同じです。部屋の片付けをするように、頭の中の情報を片付ける術は身につけておくべきです。その方法のひとつとして、「方眼ノート」があります。

情報をその時の気分で書きなぐるだけで放置。

方眼ノートの取り方を学んで、情報をきっちり「箱」の中に整理する術を身につける。

「箱」=フレームワーク

フレームワークとは思考の「枠組み」のことを指します。毎回同じ枠組みで思考整理することはとても重要で、一流のビジネスマンは必ず思考のフレームワークを持って仕事をしています。論理的思考の基本として、MECE(ミーシー)という言葉を紹介しましょう。

MECE = Mutually Exclusive and Collectively Exhausive(互いに重複せず、全体として漏れがない)

つまり、思考を「漏れなく、ダブりなく」進めることが大切なので、中高生のうちにこのような思考の進め方を身につけてしまいましょう。方眼ノートを用いることで、この論理的思考力を鍛えることができます。

方眼ノートの具体例

実際に見本として作成した方眼ノートをこちらに共有します。「このノートなら後で見返す気になるな」と思ってもらえればOKです。

方眼ノートが書けるようになるとどんないいことがある?

方眼ノートのメリット1:頭の中を整理することができる

ジグソーパズルを外枠から組み立てていくように、バラバラになった情報を枠に当てはめて整理します。そうすることで、思考の流れが頭の中に出来上がります。それがしっかり積み上がっていけば、試験会場では自分で書いた方眼ノートの映像がバッチリ浮かんでくるはず。

方眼ノートのメリット2:考えを相手に伝える力が身につく

相手に伝わらない情報には何の価値もない。分かっていても、それを言葉にできなければ分かっていないのと同じということを意識してください。答えを出すだけではなく、なぜそう考えたのかの思考プロセスを言語化して、相手に伝える力を身につけることができます。

方眼ノートのメリット3:学習の成果をふり返ることができる

自分の書いた字のほうが頭には入りやすいという人間の脳の性質があります。教科書や他人の作ったプリントを眺めるだけでは情報をインプットすることはできません。そうではなく、自分で手を動かしてみてノートを整理することが重要です。そして、それを定期的にふり返ることで知識は定着していきます。

方眼ノートを活用して、①頭の中を整理する ②考えを相手に伝える ③学習の成果をふり返る 力を身につけよう!

方眼ノートをどのように書けばいい?

方眼ノートの書き方1:概要をヌケモレ無く書く

まずは以下のように概要を記入していきます。後で振り返って何をしたのかが分かるよう、面倒でもしっかり書くようにしましょう。

☑ 氏名、日付、実施単元:誰が、いつ、どんな内容に取り組んだかを明記。

☑ 目標解答時間、目標点数:テストの解答時間を意識して、目標を設定。

方眼ノートの書き方2:解答は丁寧に、スペースに余裕を持って

とにかく丁寧な字で書くことを意識してください。相手のことを思いやって、読みやすい字で書くこと。加えて、記述は上から下に流れるように書きましょう。論理的思考は必ず上から下へ流れていきます。また、やり直しのためのスペースを十分に空けておくこと。

方眼ノートの書き方3:ふり返りをする

答えを写すだけではなく、何が自分は分かっていなかったのかのふり返りをしっかり行いましょう。具体的にできていなかったことや改善点を列挙していきます。具体的であればあるほどいいので、抽象的にならないように気をつけましょう。

方眼ノートの書き方4:学習成果を一言でまとめる

来週の自分へのメッセージを書くつもりで、総評を記入していきます。この内容を1週間ベースで改善できるよう行動に移していきます。

1:概要(いつ何をしたのかが分かるように) → 2:解答(ふり返りができるよう丁寧に、スペースに余裕を持つ) → 3:ふり返り(改善点を具体的にしっかり書き込む) → 4:総まとめ(学習成果を一言でまとめる)

さいごに

方眼ノートに関する基本的なことを共有しました。この情報だけで完璧なものを仕上げることは相当至難の技だと思います。このサイトでは方眼ノートの具体例を共有するので、参考にされてみてください。

また、こういった学習方法の改善は第三者に評価してもらうことが何よりも重要となります。「自分の現在地を把握したい」「ノートの書き方を基礎から教わりたい」「論理的思考力を鍛えたい」という方はぜひ京学館の学習メソッドを体験されてみてください。

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この記事を書いた人

高橋 徹のアバター 高橋 徹 京学館 塾長

大阪府泉南市出身。近附から京大へ。大学院は東大を卒業。その後大手鉄鋼メーカーに就職。2年で退職し学習塾を立ち上げ現在に至る。中高一貫の授業フォローから大学受験まで幅広く対応。塾生の可能性を信じることが仕事です。

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